2009年4月11日土曜日

韓国・伝統仮面劇を披露 小学校でも交流深める あすから『鎌倉まつり』

古都・鎌倉で十二日から始まる「鎌倉まつり」(鎌倉市観光協会主催)に、韓国・安東市の伝統仮面劇の一行が初めて参加する。鎌倉市にも伝わる面が主役の伝統芸能との交流が縁で実現したもので、仮面劇を通して友好を深める。

安東市は、鎌倉と同様に歴史ある古い都で、仮面劇の伝承、保存に力を入れており、毎年秋に国際仮面舞フェスティバルを開催している。昨年、鎌倉市の御霊神社に伝わる県指定無形文化財の「面掛(めんかけ)行列」を守る氏子らが招かれ、交流が始まった。

今回は同協会が招待し、安東市の昔鉉河副市長を団長に三十四人が来日する。仮面劇は、村の安寧と豊作を祈願するもので、貴族や踊り子など十種の面をつけて踊る。十二日午後一時四十五分から三十分間、鶴岡八幡宮境内の舞殿わきの庭で披露する。

一行は、仮面劇に先だって八幡宮前の若宮大路でのパレードに参加するほか、十三日には市内の小学校でも仮面劇を公演するなど市民レベルの文化交流を進める。

鎌倉まつりでは、十七日から三日間、日没から午後八時まで長谷寺や鎌倉大仏でライトアップが行われ、最終日の十九日午後一時から同八幡宮で流鏑馬(やぶさめ)が予定されている。 

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